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2026/06/14
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【2026年最新版】車椅子ユーザーが経理で働くには?就職・転職成功ガイド



最終更新日:2026年6月14日

📌 この記事のポイント

  • 身体障害(肢体不自由)が車椅子・就職・経理を活かして就職・転職するための具体的なステップを解説します
  • 障害者雇用枠・一般枠それぞれのメリット・デメリットを比較しています
  • ハローワーク・就労移行支援など利用できる支援サービスをまとめています

経理は車椅子ユーザーが活躍しやすい職種

経理職は、企業のお金の流れを管理する重要な職種です。仕訳入力・帳簿管理・決算業務・資金繰りの管理など、業務のほとんどはデスクに座ってPCで行います。そのため、車椅子ユーザーにとって非常に働きやすい職種の一つです。経理・会計分野は専門的なスキルと資格があれば高い評価を受けやすく、正社員での採用や年収アップも目指しやすい職種です。在宅勤務・テレワーク対応の求人も増えており、車椅子ユーザーが長期的に活躍できるキャリアを築きやすい分野です。

経理職の主な業務内容

経理職の業務は企業規模によって異なりますが、一般的な業務内容を紹介します。

日常経理業務

毎日の取引を帳簿に記録する仕訳入力が基本業務です。売上・仕入・経費などの各取引を会計ソフト(弥生会計・freee・マネーフォワードクラウドなど)に入力します。銀行入出金の照合・請求書・領収書の管理、請求書の発行・送付なども日常業務として発生します。

月次業務

月末には月次試算表の作成、給与計算と社会保険料の処理、売掛金・買掛金の管理、経費精算書の確認・処理などを行います。月次報告書を作成して経営陣に報告するケースもあります。

決算業務

年度末には年次決算書(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書など)の作成、税務申告書類の準備、会計監査対応などを担当します。税理士や会計士との連携が必要なケースも多いです。この時期は繁忙期となることがありますが、デスクワーク中心であることに変わりはありません。

資金管理・財務業務

経験を積むと、資金繰り表の作成・管理、銀行との折衝、予算策定・予算対比分析なども担当するようになります。経営層への財務報告なども上級者になれば担えます。

経理職に必要な資格とスキル

経理職に就くために取得しておくと有利な資格を紹介します。

日商簿記検定(最重要資格)

経理職を目指す上で最も重要な資格です。日商簿記3級は基本的な会計知識を習得できる入門レベルで、3ヶ月程度の学習で合格可能です。2級は上場企業の経理でも通用するレベルで、採用担当者から高く評価されます。3級の合格後に2級を目指すことで、経理職での就職活動が大きく有利になります。1級は公認会計士・税理士への足がかりとなる高度な資格です。まずは3級から始め、2級・1級と順に取得を目指しましょう。

会計ソフトの操作スキル

弥生会計・freee・マネーフォワードクラウドなど、主要な会計ソフトの操作経験は即戦力として評価されます。各ソフトの無料トライアル期間を活用したり、就労移行支援事業所での訓練で習得しておきましょう。クラウド型の会計ソフトを使える職場は在宅勤務対応もしやすいです。

Excelの高度な操作

経理ではExcelを高度に活用する場面が多いです。VLOOKUP・INDEX・MATCH・ピボットテーブル・マクロ(VBA)などのスキルを習得しておくと、業務効率化に貢献でき職場での評価が上がります。Excel VBAを習得することで、繰り返し作業の自動化が可能になり、大きな武器になります。

その他の有利な資格

税理士補助を目指す場合は税理士試験への挑戦(科目合格制)、ファイナンシャルプランナー(FP)資格は資金管理業務で活かせます。TOEIC600点以上は外資系企業の経理での有利な条件になります。

経理職の給与水準と雇用形態

経理職の給与水準は資格・経験・企業規模によって異なりますが、おおよその目安を紹介します。日商簿記3級レベルで月収18〜23万円、2級レベルで月収22〜28万円、管理職・財務マネージャークラスでは月収35万円以上も狙えます。障害者枠での採用の場合、若干低くなることがありますが、スキルと実績を積み上げることでキャリアアップが可能です。正社員・契約社員・パートタイムとさまざまな雇用形態があります。クラウド会計ソフトを利用できる環境では、フルリモートでの就業も実現しています。

車椅子ユーザーが経理職に就くための就職活動

車椅子ユーザーが経理職に就くための就職活動の進め方を説明します。まず日商簿記3級の取得を目指しましょう。独学でも合格可能ですが、就労移行支援事業所が提携するeラーニング講座や、ハローワーク主催の職業訓練(簿記コース)を活用すると効率よく学べます。試験は年2〜3回実施されており、合格率は40〜50%程度です。

障害者専門の求人サイトで「経理」「会計」「財務」などのキーワードで検索し、障害者枠での経理求人を探しましょう。「簿記2級以上」「会計ソフト経験者優遇」「テレワーク可」などの条件でフィルタリングすると希望に合う求人を見つけやすくなります。

ハローワークでは経理職の障害者求人を紹介してもらえます。また、無料の簿記職業訓練を紹介してもらえることもあり、スキルと求人を一体で獲得できます。就労移行支援事業所によっては経理・会計分野のスキルアップ訓練を提供しているところもあります。会計ソフトの操作訓練・ビジネスマナー研修・就職活動のサポートを受けながら経理職を目指せます。

経理職で合理的配慮として申請できること

車椅子ユーザーが経理職で申請できる主な合理的配慮を紹介します。昇降式デスクと車椅子対応の作業スペース確保、テレワーク・在宅勤務の許可(クラウド会計ソフトの活用で在宅でも完結可能な場合が多い)、通路・共有スペースのバリアフリー化、時差出勤・フレックスタイム制の活用、通院のための有給休暇取得の配慮などを申請できます。経理は数字への集中が必要な業務が多いため、長時間座位に配慮した定期的な休憩取得も申請可能です。

経理職として活躍した車椅子ユーザーの体験談

交通事故により下肢障害となった38歳女性のGさんは、受傷後に日商簿記2級・1級を取得し、中堅製造業の経理として採用されました。「会計ソフトはクラウドで在宅でも完結できます。今は育休から復帰し、週2日出社・3日在宅のハイブリッド勤務で、チームリーダーを任されています。体への負担を考慮した働き方ができており、長く続けられると実感しています」と語っています。簿記2級取得後に経理に転職した30代男性のHさんは、「受傷前の営業から経理に転身しましたが、数字が得意だったことが功を奏しました。今は在宅メインで財務分析も担当しています」と話しています。

🗂️ 障害者就職支援 主要サービス比較
支援サービス対象者主な支援内容利用料金
就労移行支援障害のある方(原則65歳未満)就職準備・職業訓練・定着支援原則1割(収入による減免あり)
障害者就業・生活支援センター障害のある求職者・在職者就職・職場定着・生活面の相談無料
ハローワーク(障害者専門窓口)求職中の障害者求人紹介・職業相談・職業訓練案内無料
ジョブコーチ(職場適応援助者)職場適応に支援が必要な方職場訪問・業務指導・職場環境整備無料
障害者職業センター求職中・在職中の障害者職業評価・カウンセリング・リワーク支援無料

まとめ:経理職は車椅子ユーザーに適した長期的なキャリア

経理職は専門性が高く、資格と経験を積み重ねることで長期的に安定したキャリアを築ける職種です。車椅子ユーザーにとって、デスクワーク中心・在宅ワーク可能・専門資格でキャリアアップできるという3つの強みが揃っています。日商簿記3級の取得を第一歩として、着実にキャリアを積み上げていきましょう。s-jobnavi.jpでは、身体障害者の就職・転職活動に役立つ情報を幅広く提供しています。

経理職の将来性とキャリアパス

経理職は、AIや会計ソフトの発展によって単純な仕訳入力の業務は自動化が進んでいますが、財務分析・経営判断への関与・税務戦略など、より高度な業務の需要は引き続き高まっています。資格とスキルを磨き続けることで、長期的に安定したキャリアを築けます。

税理士補助・税理士へのキャリアアップ

日商簿記2級・1級を取得した後、税理士試験(5科目合格が必要)に挑戦することで税理士資格が取れます。税理士資格を持つ経理のプロは在宅での独立・フリーランスも可能で、車椅子ユーザーでも働きやすい環境を自分で作れます。科目合格制のため、年1科目ずつ仕事を続けながら勉強することも可能です。

CFO・財務マネージャーへのキャリアアップ

経理経験を10年以上積んだ後、CFO(最高財務責任者)補佐や財務マネージャーへのキャリアアップも可能です。戦略的な財務管理・資金調達・IR(投資家向け広報)などを担う上位職種で、年収も大幅に上がります。

経理職就職のためのチェックリスト

  • 日商簿記3級以上を取得している(または取得に向けて学習中)
  • Excelの基本操作(SUM・VLOOKUP・ピボットテーブル等)ができる
  • 会計ソフト(弥生・freee・マネーフォワード等)の基本操作を練習した
  • MOS Excel資格の取得を検討・準備している
  • 就労移行支援事業所またはハローワーク障害者窓口に相談済みである
  • 希望する職場のバリアフリー環境を確認した
  • テレワーク対応の経理求人をリストアップした
  • 合理的配慮申請書を作成してある
  • 履歴書・職務経歴書(経理スキルをアピール)の作成が完了した
  • 簿記の計算演習を反復練習している

経理職に関するよくある質問

Q1. 簿記の勉強は独学でできますか?

A. 日商簿記3級は独学でも合格可能で、テキストと問題集を活用して3ヶ月程度で合格する方も多いです。YatudeやStudyingなどのオンライン通信講座も充実しており、費用を抑えながら効率よく学習できます。就労移行支援事業所でも簿記の学習支援を行っているところがあります。

Q2. 在宅で経理の仕事はできますか?

A. 近年はクラウド型会計ソフト(freee・マネーフォワードクラウドなど)の普及により、インターネット環境があれば在宅で経理業務が完結するケースも増えています。フルリモートの経理求人も増加しており、車椅子ユーザーにとっては大きなメリットとなっています。

経理の仕事を長く続けるためのスキルメンテナンス

経理の世界は法律改正・税制改正・会計基準の変更などが頻繁にあるため、継続的な学習が必要です。税制改正の情報は国税庁Webサイト・税理士会のニュースレターなどで入手できます。また、Excelや会計ソフトのバージョンアップに合わせて操作方法を更新することも重要です。日本税理士会・日本公認会計士協会などが主催するセミナーに参加することで、最新の会計情報と業界のネットワークを得ることができます。

経理職でのダイバーシティ:車椅子ユーザーが活躍する企業の特徴

車椅子ユーザーが経理職で安心して活躍できる企業の特徴を紹介します。障害者雇用の実績が豊富で、採用担当者が合理的配慮に理解がある企業は働きやすい環境が整っています。テレワーク・フレックスタイム・時差出勤など柔軟な勤務制度がある企業も車椅子ユーザーに向いています。クラウド型会計ソフトを導入している企業では在宅での業務が実現しやすいです。また、ダイバーシティ推進部門がある大企業や、合理的配慮の実績を公開しているCSR報告書のある企業も参考になります。就労移行支援事業所のコーディネーターに「車椅子ユーザーが活躍している経理の企業を紹介してほしい」と具体的に相談することも効果的です。

経理職で役立つITスキルの習得

経理職では、従来の会計知識に加えて、ITスキルの習得が重要になっています。クラウド型会計ソフトの操作は基本として、PythonやSQL等のプログラミングスキルを持つ経理担当者は今後ますます需要が高まります。データ分析ツール(Tableau・Power BIなど)を活用して財務データを可視化するスキルも、経営層への報告に活かせます。これらのスキルはオンライン学習(UdemyなどのeラーニングプラットフォームやYouTubeなど)で在宅でも習得可能です。スキルアップを継続することで、AIが自動化できない高度な経理業務を担い、長期的な雇用の安定につながります。就労移行支援事業所やハローワーク主催のITスキルアップ講座も活用しましょう。

経理の仕事でよくあるトラブルと対処法

経理の仕事では、締め切りや数字の正確性に関するプレッシャーを感じる場面があります。特に月末・決算期は業務量が増えることがあります。こうした繁忙期への対応については、入社時に上司と十分に話し合っておきましょう。業務量のピーク時には一時的に残業が発生する場合もありますが、合理的配慮として残業時間の上限を設定してもらうことも可能です。数字のミスを発見した場合は、隠さず速やかに上司に報告することが大切です。ミスを早期に発見・修正する文化がある職場を選ぶことも、長期的な就労継続に重要なポイントです。経理の仕事を通じて業務プロセス全体を深く理解することで、会社への貢献度が上がり、安定した雇用と評価につながります。

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投稿者プロフィール

八木 洋美
自身も障害を持ちながら働いてきた経験から、「もっと早く知っていればよかった」情報を多くの人に届けたいと考えています。制度や法律だけでなく、日々の仕事の工夫や心の持ち方など、リアルな視点で役立つ記事を執筆しています。
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