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2026/06/12
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    視覚障害のある方の仕事完全ガイド【2026年最新版】おすすめ職種・支援ツール・面接回答例まで



    視覚障害のある方の仕事完全ガイド【2026年最新版】おすすめ職種・支援ツール・面接回答例まで

    「視覚障害があると、できる仕事が限られるのでは…」——そんな不安を感じている方は多いでしょう。しかし実際には、スクリーンリーダーや点字ディスプレイ、拡大表示ソフトなどのアクセシビリティツールが進化したことで、視覚障害のある方が活躍できる仕事の幅は大きく広がっています。

    この記事では、視覚障害(全盲・弱視・ロービジョン)のある方が仕事を選ぶポイント、活用できる支援ツール、面接での具体的な回答例まで、2026年の最新情報を踏まえて解説します。


    この記事の内容

    1. 視覚障害の種類と仕事への影響
    2. 視覚障害のある方が仕事で直面する課題
    3. アクセシビリティツールで「できる仕事」が広がる
    4. 【2026年版】視覚障害のある方におすすめの仕事10選
    5. 在宅・テレワーク活用のすすめ
    6. 【実践編】面接で障害をどう伝えるか|回答例つき
    7. 合理的配慮として求めてよいこと
    8. 利用できる就労支援サービス
    9. まとめ

    1. 視覚障害の種類と仕事への影響

    視覚障害は「まったく見えない(全盲)」だけではありません。視力の程度や視野の状態によって、仕事への影響は大きく異なります。

    種類特徴仕事への主な影響
    全盲光の感覚もないPCはスクリーンリーダーで操作。移動補助が必要
    弱視(ロービジョン)視力・視野が制限されているが残存視力がある拡大ツール活用。照明・文字サイズへの配慮が必要
    視野欠損中心部・周辺部など見える範囲が限られる特定方向の動体認識が難しい場合がある
    先天性生まれつき。代替感覚(聴覚・触覚)が発達していることが多い点字・スクリーンリーダー習得済みの方が多い
    中途障害(後天性)病気・事故などで視力低下以前のスキル・知識は活かせる。ツール習得期間が必要

    2. 視覚障害のある方が仕事で直面する課題

    課題①:通勤・移動の困難

    単独での通勤が難しい場合、職場の最寄り駅までのルートが整備されているか、送迎対応があるかが重要です。在宅ワークはこの課題を根本的に解決します。

    課題②:PC画面・書類の利用

    印刷物・PDF・画像ベースの資料は、スクリーンリーダーで読み取れない場合があります。業務でのデータ提供形式(テキストベースかどうか)の確認が必要です。

    課題③:職場環境のレイアウト

    デスクの位置・書類の置き場所・非常口の場所など、視覚情報に依存した職場環境への適応が必要です。

    課題④:「視覚障害=あん摩マッサージ指圧師」というイメージ

    視覚障害者の職業として長年イメージされてきたのは医療マッサージでしたが、現代ではIT・事務・音楽・教育など多様な職種で活躍する方が増えています。


    3. アクセシビリティツールで「できる仕事」が広がる

    2026年現在、視覚障害者が活用できるツールは急速に進化しています。

    スクリーンリーダー(全盲・重度弱視向け):PC-Talker(日本語スクリーンリーダーの定番) – NVDA(無料のオープンソース) – JAWS(英語圏で広く使われ、日本語対応も) – VoiceOver(Mac/iPhone標準搭載)

    画面拡大ソフト(弱視・ロービジョン向け):ZoomText:画面全体を拡大し色コントラストも調整 – Windows拡大鏡(標準搭載) – ルーペアプリ(iOS/Android)

    点字ディスプレイ: – PCの画面情報を点字で出力。スクリーンリーダーと組み合わせて使用 – 文字入力・確認に活用

    音声認識・入力: – Google音声入力・Microsoft Dictate:視覚を使わずに文書作成が可能

    これらのツールを使いこなすことで、事務・IT・ライターなどのデスクワーク職種に就いている視覚障害者が増えています。


    4. 【2026年版】視覚障害のある方におすすめの仕事10選

    ① コールセンター・テレフォンオペレーター

    相性:★★★★★

    音声コミュニケーション中心で、スクリーンリーダー対応の業務システムを使えば全盲の方でも対応できます。視覚障害者の就職先として実績が最も多い職種のひとつです。

    ② 音声・音楽関連(ナレーター・声優・音楽家)

    相性:★★★★★

    聴覚・音声表現に優れた視覚障害者が活躍できる分野。ナレーター・朗読・声優・作曲家として働いている方も多くいます。

    ③ あん摩マッサージ指圧師・鍼灸師

    相性:★★★★☆

    国家資格を取得することで、医療機関・治療院・訪問マッサージとして独立・開業の道もあります。視覚障害者向けの専門学校もあります。

    ④ Webライター・テキストコンテンツ制作

    相性:★★★★☆

    スクリーンリーダーと音声入力を組み合わせることで、在宅でのライター業が可能です。SEOライター・専門ライター(法律・医療・福祉など)として活躍している視覚障害者がいます。

    ⑤ システムエンジニア・プログラマー

    相性:★★★☆☆

    プログラミングはテキストベースの作業が中心で、スクリーンリーダーとの相性が比較的良い職種です。コードのレビュー・デバッグも音声で行う方法が確立されています。

    ⑥ 音声SNS・ポッドキャスト運営

    相性:★★★☆☆

    音声コンテンツ市場の成長により、福祉・情報発信分野での活躍の場が広がっています。

    ⑦ 事務職(スクリーンリーダー対応環境)

    相性:★★★☆☆

    スクリーンリーダーに対応したシステム(Excelのテキストモード、PDFテキスト版など)を導入している職場であれば、データ入力・書類管理などの一般事務が可能です。

    ⑧ 相談員・ピアサポーター

    相性:★★★☆☆

    視覚障害当事者として、障害者支援機関や相談窓口で働く方が増えています。自身の経験を活かせる職種です。

    ⑨ 語学教師・翻訳

    相性:★★☆☆☆

    語学力を活かしたオンライン教育・翻訳は在宅完結で視覚障害との相性がある職種です。

    ⑩ 音楽療法士・福祉関連職

    相性:★★☆☆☆

    音楽療法士などの資格を取得し、福祉施設・病院で働く視覚障害者もいます。


    5. 在宅・テレワーク活用のすすめ

    視覚障害のある方にとって在宅ワークが特に有効な理由:

    通勤の安全リスク解消: 単独通勤が困難な方でも、在宅なら安全に業務に集中できます。

    自分に最適化した作業環境: 自宅では画面の明るさ・スクリーンリーダーの設定・拡大率などを完全に自分に合わせられます。職場の共有PCでは設定が変えられないこともあります。

    移動疲労の排除: 視覚障害のある方の通勤は、健常者より認知的な負荷が大きい場合があります。その負荷を業務に転換できます。


    6. 【実践編】面接で障害をどう伝えるか|回答例つき

    Q. ご自身の障害について教えてください

    回答例(弱視・ロービジョンの場合): > 「弱視があり、視力は矯正後でも0.05程度です。通常のPC作業は画面拡大ソフト(ZoomText)を使用して行っており、業務での使用も問題ありません。印刷物については、拡大コピーまたはデータでの提供があれば対応できます。」

    回答例(全盲の場合): > 「全盲です。PC操作はスクリーンリーダー(PC-Talker)を使用しており、文書作成・メール・データ入力は問題なく行えます。業務システムがスクリーンリーダー対応であるかを事前にご確認いただければ、実際に操作して確認することも可能です。」


    Q. 業務中に必要な配慮はありますか?

    回答例: > 「3点お願いしたいことがあります。1点目は、業務で使用するシステム・ソフトウェアがスクリーンリーダーに対応しているかの確認です。2点目は、資料の提供形式をテキストベース(WordやExcel形式)でいただくことです。3点目は、デスクの位置を入口から分かりやすい場所にしていただくことです。これらが整えば、業務の遂行に支障はありません。」


    面接前の準備ポイント

    • 使用しているアクセシビリティツールを具体的に説明できるよう準備する
    • 業務で使うシステムがスクリーンリーダー対応かどうかを事前に問い合わせる
    • 可能であれば面接前に職場見学を依頼し、環境確認をする

    7. 合理的配慮として求めてよいこと

    配慮内容対象
    スクリーンリーダー対応ソフトの導入全盲・重度弱視
    画面拡大ソフト・拡大鏡の設置弱視・ロービジョン
    資料のテキスト形式での提供全盲・弱視
    点字または音声でのマニュアル提供全盲
    職場内のレイアウト説明・案内全盲・弱視
    通勤路の安全確認・送迎対応全盲
    照明・コントラスト調整弱視・ロービジョン

    8. 利用できる就労支援サービス

    サービス特徴
    ハローワーク(障害者専門窓口)視覚障害者向け求人の紹介
    視覚障害者支援センター各都道府県の専門支援機関
    日本盲人職能開発センター職業訓練・就職支援(東京)
    国立障害者リハビリテーションセンター職業評価・訓練プログラム
    就労移行支援事業所アクセシビリティツール習得支援がある事業所を選ぶ
    障害者専門転職エージェント視覚障害者の雇用実績がある企業求人を紹介

    9. まとめ

    視覚障害があっても、アクセシビリティツールと合理的配慮の組み合わせによって、多くのデスクワーク・在宅ワーク職種で活躍できます。

    3つのポイント: 1. 自分が使えるツール(スクリーンリーダー・拡大ソフト)を把握し、面接でアピールする 2. 在宅ワーク対応の求人を優先して探す 3. 視覚障害者支援の専門機関を積極的に活用する

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    投稿者プロフィール

    八木 洋美
    自身も障害を持ちながら働いてきた経験から、「もっと早く知っていればよかった」情報を多くの人に届けたいと考えています。制度や法律だけでなく、日々の仕事の工夫や心の持ち方など、リアルな視点で役立つ記事を執筆しています。
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