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転職活動で後悔しないために|障害者雇用と転職エージェントの上手な活用法

この記事の内容
はじめに

転職活動は、人生の大きな転機のひとつです。特に障害者雇用での就職活動は、自分に合った職場環境や必要な配慮をどう伝えるかが大きなポイントになります。
しかし、「一人で探して応募を繰り返す」やり方では、求人情報が限られていたり、条件に合わない職場に出会ってしまうリスクも少なくありません。
そこで力を発揮するのが、転職エージェントの活用です。障害者雇用に特化したエージェントは、求人の紹介だけでなく、応募書類のアドバイスや面接の調整、企業への配慮事項の伝達までサポートしてくれます。まさに「一人では越えにくい壁を一緒に乗り越えてくれる存在」と言えるでしょう。
ただし、エージェントの使い方を誤ってしまうと、たとえば「面談が不安で返事をせずに放置してしまう」など、途中でやり取りが止まってしまうケースがあります。そうなると就職活動が一切進まず、せっかくのチャンスを逃してしまうことにつながります。だからこそ、正しい知識と活用法を知っておくことが、後悔しない転職活動につながります。
本記事では、障害者雇用での転職活動を成功に導くために、エージェント活用の流れ・注意点・面談時に押さえておくべきポイントを整理して解説します。これから転職を考えている方はもちろん、すでに活動を始めている方もぜひ参考にしてください。
転職活動はいつから始めるべきか?
入社希望時期の3~4ヶ月前がベスト
障害者雇用の転職活動は、入社を希望する時期の3〜4ヶ月前から始めるのが理想です。たとえば「4月入社を目指したい」のであれば、前年の12月から活動を始めるのがベストタイミングです。
なぜ余裕を持って動く必要があるのか
転職活動は求人を見つけて応募するだけでは終わりません。
求人紹介 → 書類準備 → 応募 → 選考 → 内定 → 入社手続き という流れがあり、それぞれに時間がかかります。
直前に慌てて動き出すと、希望する求人がすでに募集終了していたり、十分に準備ができずに面接で不利になることもあります。早めの準備こそが希望条件に近い職場へ就職する近道です。
エージェントとの最初の接触と流れ

最初は電話から始まることが多い
転職エージェントへの登録後、最初の連絡は電話で行われることが多いです。ここでは「簡単なヒアリング」や「面談日程の調整」がメインで行われます。その後のやり取りはメールやLINEに移行し、希望条件の大まかな確認や今後の流れについて説明を受けるのが一般的です。
電話でのコンタクトに不安を感じる方もいますが、あくまでスムーズに進めるための第一歩。気軽に応じるだけで大丈夫です。
必ずどこかで面談が必要になる理由
求人を紹介してもらうためには、必ずどこかでエージェントとの面談が必要になります。これは、企業に紹介する際に詳細な情報(障害の状況や希望条件など)を把握していないと、適切な求人を提案できないからです。
面談を避けて連絡が途絶える人の問題点
中には「面談が苦手」「話すのが不安」という理由で途中で連絡を取らなくなってしまう人もいます。しかし、それでは就職活動が一切進みません。結果的にせっかくのチャンスを逃してしまうリスクが高まります。
面談は就職の第一歩。安心できる担当者を見つけることも大切です。
エージェント面談で聞かれること
障害に関すること
面談では、障害について具体的に聞かれます。
- 病名や特徴
- 通院頻度(例:3か月に1回など)
- 薬の服用の有無
- 職場で必要な配慮事項
これらを正しく伝えることで、職場環境とのミスマッチを防ぐことができます。
職歴・経歴に関すること
過去の職歴や退職理由も重要な確認項目です。「どんな仕事をしてきたのか」「なぜ退職したのか」を明確に伝えることで、次の職場選びに活かされます。
希望条件に関すること
- 希望勤務地
- 希望する職種や業務内容
- 勤務時間(フルタイム/時短)
- 必要な配慮(通院や体調に合わせた休暇など)
正直に伝えるべき理由
「不安だから隠しておきたい」と思う人も少なくありません。しかし、配慮が伝わらないまま就職すると、結果的に「合わない職場」に入ってしまい早期退職につながるケースがあります。
正直に伝えることこそ、長く安心して働ける職場に出会うためのカギです。
全員が企業就職できるわけではない現実

企業就職が難しいケース
障害者雇用での転職を希望しても、すべての方がすぐに企業就職できるわけではありません。
- 仕事のブランクが長く、生活リズムを整える必要がある
- 希望職種に対してスキルや経験が不足している
- 通院や体調の関係でフルタイム勤務が難しい
こうした場合、焦って企業就職を目指すとミスマッチにつながり、結果的に早期退職のリスクが高まります。
就労継続支援A型・B型事業所という選択肢
そのようなときに選べる選択肢が就労継続支援A型・B型事業所です。ここでは、
- 実際に働きながら就労訓練ができる
- パソコンスキルや軽作業などを学び、実務経験を積める
- 少額ながらも収入を得ながら準備できる
といったメリットがあります。いきなり企業就職が難しくても、段階的に力をつけていく場として活用できます。
自分に合ったステップを選ぶことが重要
大切なのは「すぐに企業で働くこと」よりも、自分の体調や状況に合ったステップを選ぶことです。焦らず準備を整えた方が、結果的に長く働き続けられるキャリアにつながります。
転職エージェントをうまく活用するためのコツ
連絡はきちんと返す(放置は機会損失)
エージェントからの電話やメールに返事をしないまま放置してしまうと、せっかくの求人紹介の機会を失ってしまいます。小さなことですが、「連絡を返す」という姿勢が大きな差を生みます。
希望条件は正直に/でも柔軟に伝える
「勤務地はここだけ」「この職種しか嫌だ」と条件を絞りすぎると紹介求人が減ってしまいます。
逆に「正直に伝えながら、少し幅を持たせる」ことで、思わぬ良い求人に出会えることもあります。
就職がゴールではなく「長く働けること」を意識
転職活動は「内定をもらうこと」が目的ではありません。大切なのは、入社後に安心して長く働き続けられること。
エージェントに相談する際も「長期的に働けるかどうか」を意識して伝えると、より自分に合った職場を紹介してもらえます。
転職エージェントはどんな存在か?

企業との間に立ち、配慮を交渉してくれるサポーター
エージェントは単に求人を紹介するだけではありません。企業との間に立ち、必要な配慮を事前に交渉してくれる存在です。通院休暇や勤務時間の柔軟さなど、自分から言いづらいことを代わりに伝えてくれます。
求職者が「幸せに働ける」ことを最終ゴールにしている
エージェントの目的は「内定を取ること」ではなく、求職者が幸せに働ける職場に出会うことです。そのため、条件面だけでなく「働きやすさ」「人間関係」まで含めたサポートをしてくれます。
安心して相談してよい存在
「こんなことを相談していいのかな?」と迷う必要はありません。エージェントは就職のパートナーであり、安心して頼れる存在です。気軽に相談することが、納得のいく転職につながります。
まとめ
障害者雇用での転職活動は、一人で抱え込むと不安や壁にぶつかることも少なくありません。しかし、転職エージェントという頼れるパートナーを活用すれば、その壁を一緒に乗り越えることができます。
転職は「内定をもらう」ことがゴールではなく、「自分らしく、長く働き続けられる場所に出会うこと」が本当の目的です。面談ややり取りを避けてしまえば、そのチャンスは遠ざかってしまいます。逆に、正直に気持ちを伝え、準備を怠らなければ、あなたに合った未来の働き方は必ず見つかります。どうか一人で悩まないでください。
支援を受けながら、一歩ずつ進んでいけば、必ず道は開けます。
「自分に合った働き方」を見つける力は、もうすでにあなたの中にあります。
投稿者プロフィール
- 自身も障害を持ちながら働いてきた経験から、「もっと早く知っていればよかった」情報を多くの人に届けたいと考えています。制度や法律だけでなく、日々の仕事の工夫や心の持ち方など、リアルな視点で役立つ記事を執筆しています。







