2025/09/15
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障害者雇用で営業職はできる?仕事内容から働き方のリアル、成功の秘訣まで徹底解説

はじめに|障害者雇用で営業職は諦めるべき?

「人と話すのは好きだけど、営業職は体力的に難しいかな…」「残業や移動の多さが不安で、なかなか一歩を踏み出せない」。

障害者雇用で仕事を探す際、営業職に興味があっても、こういった不安から諦めてしまう方は少なくありません。

確かに、営業職には体力的な負担や、予期せぬトラブルへの対応など、乗り越えるべきハードルがあるのは事実です。しかし、働き方や企業の選び方次第で、障害者雇用でも十分に活躍できる可能性を秘めています。

この記事では、営業職の仕事内容やリアルな課題、そして実際に活躍している人たちの声から、あなたに合った働き方を見つけるヒントをお伝えします。


障害者雇用での営業職|仕事内容と向き合うべき課題

営業職の主な仕事内容

営業職の主な役割は、自社の製品やサービスを顧客に提供し、売上を上げることです。その仕事内容は多岐にわたります。

  • 新規顧客開拓: まだ取引のない企業や個人に、電話やメール、訪問などでアプローチし、商談の機会を作ります。
  • 既存顧客への営業: すでに取引のある顧客との関係を維持し、さらに深くすることで、追加の契約やサービス利用を促します。
  • 契約関連業務: 商談がまとまったら、契約書の作成や顧客情報の管理など、事務的な業務も行います。

 障害と向き合うべき課題のリアル

営業職は、成果が目に見えやすくやりがいが大きい一方で、障害と向き合う上でいくつかの課題もあります。

  • 移動・体力的な負担: 外回りの多い営業スタイルでは、長距離の移動や、客先での階段の昇降、長時間立っていることが求められる場合があります。
  • 時間管理・残業: 顧客の都合に合わせた時間外の対応や、月末の目標達成に向けた残業が発生することもあります。
  • コミュニケーション・精神的な負担: 顧客や社内の人間関係、クレーム対応など、人とのやり取りが多いため、精神的なストレスを感じる人もいます。

これらの課題は、営業職を目指す上で事前に知っておくべき「リアル」です。しかし、これらを乗り越えるための方法も存在します。


障害者雇用での営業職|実態と成功の秘訣

障害者雇用の営業職、求人の実態は?

「障害者雇用で営業職は募集が少ない」というイメージがあるかもしれませんが、実は求人は増加傾向にあります。これは、働き方改革やリモートワークの普及により、営業職のスタイルが多様化していることが背景にあります。

求人が増加している理由

近年、多くの企業が営業活動において、非対面でのコミュニケーションを積極的に取り入れるようになりました。これにより、従来の「足で稼ぐ」営業から、デジタルツールを活用した効率的な営業へとシフトしています。訪問が必須ではない働き方が定着し、移動の負担が少ない営業職の選択肢が増えたことが、障害者雇用での求人増加につながっているのです。

IT・人材・金融業界での働き方

  • IT業界: 主にインサイドセールス(内勤営業)が中心です。電話やメール、オンライン会議ツール(Zoom、Teamsなど)を使って顧客と商談を進めます。これにより、移動の負担がほとんどなく、オフィス内や自宅で業務を完結できます。
  • 人材業界: 企業の人事担当者と電話やメールでやり取りし、求める人材像や求人条件をヒアリングします。オンラインでの商談も多く、求職者との面談もウェブ上で行うことが一般的です。
  • 金融業界: 窓口や対面での営業もありますが、近年はオンラインでの相談サービスや、顧客管理システム(CRM)を活用したデータに基づいた提案営業が増えています。顧客の資産状況やライフプランをデータで分析し、最適な金融商品を提案することが主な業務になります。

これらの業界では、移動よりも情報収集や分析、コミュニケーションの質が重視されるため、障害特性に合わせて働きやすい環境が整いつつあります。

成功の秘訣|経験者の声から学ぶ

ここでは、実際に障害者雇用で営業職として活躍している人たちの声を紹介します。

  • 「自分に合った企業選びが最重要」: 「障害への理解が深く、柔軟な働き方を認めてくれる企業を選んだことが成功の鍵でした。配慮事項をオープンに相談できる環境が何より大切です」
  • 「外回りも可能に」: 「車いすを使っていますが、訪問先を事前に電話で確認し、エレベーターやスロープがある場所を選んでいました。時には会社に許可をもらってタクシー移動を使うなど、工夫次第で外回りも可能です」
  • 「成果は平等に評価される」: 「障害の有無にかかわらず、頑張りが成果として認められることに大きなやりがいを感じています。私の努力を正当に評価してくれる会社に出会えて本当によかった」

これらの声からわかるように、営業職は障害の有無に関係なく、成果が公平に評価される世界です。


障害者雇用で営業職を目指すための具体的なステップ

自己分析

まずは、自分がどんな営業職に向いているのかを知るために、自己分析をしてみましょう。

  • 強み: 人の話を聞くのが得意か?論理的に説明するのは得意か?
  • 弱み: 体力的な負担はどの程度まで耐えられるか?マルチタスクは得意か?
  • 興味: どんな業界や商材に興味があるか?
  • 希望する働き方: 外回りはどれくらいなら可能か?残業はどの程度まで許容できるか?

必要なスキルと知識

営業職に必須の資格はありませんが、以下のようなスキルや知識は仕事を進める上で役立ちます。

  • コミュニケーションスキル: 傾聴力や、相手の課題を正確に引き出す力は、営業の基本です。
  • 情報収集力: 顧客のニーズや市場の動向を調べる力は、効果的な提案に不可欠です。
  • PCスキル: 顧客管理ツール(SFA、CRM)の操作や、提案資料の作成スキルは必須です。

求人の探し方

営業職の求人を探す方法はいくつかあります。自分の状況や希望に合わせて、複数の方法を組み合わせるのが効果的です。

  • 障害者雇用専門の転職エージェント: 障害者雇用に特化した求人情報が豊富で、企業にあなたの障害特性や希望する配慮を事前に伝えてくれるため、安心して応募できます。
  • ハローワーク: 国が運営する機関であり、全国各地の求人情報を網羅的に扱っています。障害者専門の窓口や相談員も配置されており、履歴書の添削や面接対策などのサポートも受けられます。
  • 一般の求人サイト: 「障害者雇用」などのキーワードで検索することで、一般の求人サイトでも多くの情報が見つかります。
  • 企業の採用ページ: 障害者雇用に積極的な企業の採用ページを直接チェックすることも有効です。

まとめ|困難を乗り越え、営業職でキャリアを築く

営業職は、成果が明確で、会社や社会に貢献していることを実感できる、非常にやりがいのある仕事です。移動や残業といった課題があるのも事実ですが、働き方の多様化や合理的配慮の普及により、障害者雇用でも挑戦できる可能性は十分に広がっています。

「自分には無理かも…」と諦める前に、まずはこの記事で解説した「インサイドセールス」のような新しい働き方や、障害者雇用に積極的な企業の事例に目を向けてみませんか?あなたの熱意や、コミュニケーション能力といったスキルを必要としている企業は必ずあります。

大切なのは、障害の有無ではなく、あなたがその仕事に何を成し遂げたいかという強い思いです。困難を恐れずに一歩踏み出すことで、仕事を通じて自己成長を実感し、充実したキャリアを築くことができるでしょう。

投稿者プロフィール

八木 洋美
自身も障害を持ちながら働いてきた経験から、「もっと早く知っていればよかった」情報を多くの人に届けたいと考えています。制度や法律だけでなく、日々の仕事の工夫や心の持ち方など、リアルな視点で役立つ記事を執筆しています。
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